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Staff S様
やっとルイ・マルについて書けるときが来ました。いつも貴社配給作品とは無関係の作品のことばかり書いてすみません。
私が初めてルイ・マルを知ったのは「ルシアンの青春」という作品です。1975年に公開されましたが、私がこの作品を観たのはずっと後になってからです。ただ、この映画のサウンド・トラック盤は当時から有名で、友達がFM番組でエア・チェック(これは死語ですな)したものをダビングして、よく聴いておりました。そして中学生ながらルイ・マルの音楽のセンスの良さを感じておりました。
「ルシアン」ではジャンゴ・ラインハルトのジャズの名曲をサウンド・トラックとして使用し、ルイ・マルがジャズという音楽の素晴らしさを私に教えてくれたといっても過言ではないのです。そして、さらにすごいのがヴァイオリンを担当したステファン・グラッペリが後に「バルスーズ」のサウンド・トラックを担当し、こちらもサントラ史上に輝く名盤となっていることです。
また、私の大好きな女優オーロール・クレマンを見出した素晴らしさ。「ルシアン」でルイ・マルに見いだされなかったら「パリ、テキサス」や「エル・スール」のオーロール・クレマンを観ることはなかったでしょう。
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