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クロス

 投稿者:otopon  投稿日:2011年 7月20日(水)15時52分1秒
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  >>Game さん

お久しぶりでございます。そしていつもありがとうございます。

プロレスの場合、試合にしてもマイクにしても、リアリティを加味してよりエキサイティングにするために、現実の肉体的な痛みや、現実の心の不満を、ショーの中に取り入れていくということはもう常套手段なんでしょうね。
そういう、現実と虚構がクロスして曖昧になる瞬間を、彼らは観客以上に楽しんでいるように思います。
そう書くと、意図的に「クロス」を作り上げているようですし、もちろんWWEはそのつもりなのでしょうし、件の展開も「クロス」の部分を含めて作られたものでしょう。でも、もしかしたら「クロス」は作らずとも生まれてくるものかもしれません。もともと人間はもっと複雑な生き物で、演技と競技、セリフと本音の境界ははじめから曖昧なのだということなのかもしれません。

CMパンクも、マイクを持ちながら怒っている部分と楽しんでいる部分があったに違いありません。人間の精神はまだら模様なのです。

その点、近頃の一般人(日本人もアメリカ人も)は、たとえれば「心が同じ色に統一されていなければおかしい」というような、妙な強迫観念にとらわれているように思います。だから、本音ではそれほどいいと思っていないことに流れで賛成してみたり、本音から反対とは思っていないことに流れで反対してみたり、どこが悪いのかわからない人なのにみんなで嫌ってみたり、不自然に盛り上がったり、不自然に自粛したりしているように思います。
自分の心の奥底を探ってみるということに、あまりにも怠惰で、ちょっとした心の引っ掛かりを、ペンキで塗りつぶして見えなくしてしまっているように思うのです。本音を入れないセリフだけをしゃべっているという点では、プロレスラーより一般人のほうがよほどひどいですね、それも平和な時代ならいいのですが、今の日本にはちょっと危ういことかもしれません。

話をWWEに戻すと、虚構という領域が否定しがたく存在していることで、時々発露する「本音」が輝くのでしょうね。
>その場の空気だけでブーイングしたり安易な気遣いしない、
>お客さんの素の戸惑い
なんてことだ、アメリカ人のほうがよほど救いがありますね。
日本人なら、嘘ノリを嘘ノリともおもわず、健闘を称える拍手とか安易にやりそうです。それは日本の観客が優しい人々だと言うこともできるんですが、本心を過度に隠してしまう不自由な人々だということでもあります。
 
 
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